【Wirbel】ヴィアベル【武闘派】
北部魔法隊隊長を務める武闘派の魔法使い。一級魔法使い試験の時点では30代前半だと思われる。
北部魔法隊は対魔族専門の傭兵だが、有事には国同士の戦いに関わることもある。
ウィアベルのドイツ語での意味は「渦」ですが、「弦楽器の糸巻き」という意味もあります。
CVは谷山紀章(たにやま・きしょう)さんが担当。
ヴィアベルの略歴
ヒンメルに憧れた少年時代
北側諸国の生まれで、幼い頃はヒンメルの冒険譚に憧れる少年でした。
ヒンメルについて嬉しそうに語る老人たちの話を聞きながら、その逸話のどこにも英雄らしきものがないことに疑問を持っていました。
けれどもヒンメルの死後、魔族が再び暴れ始め故郷の村が襲われたとき、ヒンメルの逸話を老人たちが嬉しそうに語っていた理由を悟ります。
ヒンメルたちの華々しい活躍は自分たちの村には直接関係がないものであり、地味な逸話ばかりだとしても、ヒンメルたちが来て助けてくれたからこそ今もこの村があるのだ、と。
魔法をいつから使いだすようになったかははっきりしていませんが、アニメでは村が襲われたあとに、廃墟から魔導書を見つけ出して手に取る様子が描かれています。
「北部魔法隊」に所属
成長してからは北部魔法隊に所属し、やがて隊長となり、ゼーリエも認める武闘派の魔法使いとなりました。
この間にはかなりの修羅場や辛い場面を経験したと思われます。
「一級魔法使い」へ
「一級魔法使い試験編」では、仲間の特性や力量を的確に判断し、瞬時に戦略を立てて指揮をとるなど、実力の高さと実戦経験の豊富さをうかがい知ることができました。
ゼーリエの面接の結果はもちろん「合格」。一級魔法使いとなりました。
試験後は北側の戦闘に急ぎ呼び戻されて行きましたので、北側に向かっているフリーレンたちとは、そのうち確実に再会しそうですよね。
故郷にいた好きな奴
一級魔法使い試験からちょうど29年前、ヴィアベルは4~5才でした。
当時はヒンメルがこの世を去ったころにあたり、北側諸国では魔族の動きも活発化していました。
ヴィアベルの好きだった女の子は、そんな状況の中で北側諸国から中央諸国へと家族で避難していったのです。
そのときヴィアベルは彼女に向かって「クソったれな魔族どもは俺が全員ぶっ殺してやる」「そん時はこの村に帰って来い」と宣言しました。
ヴィアベルはその女の子の顔も名前ももう覚えていないそうですが、この出来事はしっかりと胸に刻み込まれているようです。
この女の子もそのうち出てきそうですよね。いや、もう出ている可能性もあるかもしれません。