【Übel】ユーベル
藤村咲妃
ふろりあの庭
魔王軍屈指の魔法使いで、体躯も非常に大きい。貫通魔法である「人類を殺す魔法(ゾルトラーク)」を開発した。
クヴァールのドイツ語での意味は「苦痛・苦悶・苦渋」など。肉体的だけでなく、精神的な苦しみを伴っているイメージです。漢字のイメージに直すと「苦」です。
CVは安元洋貴(やすもと・ひろき)さんが担当。
ゾルトラークは史上初の貫通魔法で、人類の防御魔法・装備の魔法耐性さえも貫通して人体を直接破壊する魔法でした。
ヒンメル一行の時代では倒しきれず、封印するに留めるほど強かったのです。
グレーセ森林の付近では、冒険者の4割、魔法使いに至っては7割が、クヴァールの使うゾルトラークで殺されたと言われています。
80年のときを経て人類の魔法が進化したことにより、フリーレンとフェルンにより討伐。
クヴァールの魔法能力は高く、戦闘時にフェルンが使った防御魔法をひとめみて、その構造や弱点を見破っています。
もしフリーレンが倒しきれず逃亡でもされていれば、クヴァールはすぐに新しい魔法体系を構築して、新たにかなりの被害が出ていたのではないかと思います。
クヴァールの封印後、大陸中の魔法使いたちはこぞってゾルトラークを研究・解析。
わずか数年でゾルトラークは人類の魔法体型に組み込まれ、新しい防御術式による強力な防御魔法や装備が開発されました。
そして今や、ゾルトラークは「一般攻撃魔法」と呼ばれ、魔族を殺すことに特化した改良が施された、魔法使いの基本攻撃魔法へと変化したのです。